生活

インフルエンサーの影響力は有効に使うべき【商業以外の用途】

2020-09-19

例えばインフルエンサーがCMのメインキャラクターに起用されるなどすればその影響はとてつもなく大きいです。

しかし多くの場合それは商業目的のものであり、インフルエンサーの有効性という点で見ればまだ最大限生かされていない部分もあります。

「え?それ以外に他にうまく活用する方法があるの?」という方に、今回は商業以外でのインフルエンサーの有効性を活かすことが日本を活性化させることにつながる可能性をお話をしていきたいと思います。

そもそもインフルエンサーとは?

インフルエンサーの意味合いとしてはこんなふうになっています。

《影響、感化、効果の意》他に影響力のある人やもののこと。特に、インターネットの消費者発信型メディア(CGM)において他の消費者に大きな影響を与える人。

引用:goo辞書 https://dictionary.goo.ne.jp/

「消費者」に訴えかけるということはすなわち商業目的だということになります。

商業目的が先にあってこそのインフルエンサーというわけです。

その活用法は非常に有効ですし否定はしないのですが、私は他にもっと大きな活用法があると考えています。

インフルエンサー=大衆を大きく動かせる力

そもそも視聴者や消費者がメディアを通じてよく知っている人物が宣伝するからこそ大きな権威性が生まれます。

仮にそのインフルエンサーがCMで取り上げている商品を実際に使っていなくとも、「この人がCMしてるなら大丈夫」「買ってみよう」という気持ちの後押しができるわけです。

例えばCMに出演しているのが嵐のメンバーではなく一般人だとしたら、私たちは顔も性格も知らないその人のCMでの情報を情報以上にとらえることはありません。

インフルエンサーにはそのくらいの大きな力があるのです。

この大衆を大きく動かせるせっかくの力を、商業以外でうまく活用する方法はないものでしょうか?

日本がかかえる問題解決の糸口に活用する

例えばこんな目的でインフルエンサーに協力していただくのはどうでしょうか?

誹謗中傷の拡大がネットの問題として取り上げられていますが、

「これこれこういう理由でこんなことが起こる可能性があるから、ネット上での書き込みをするときには画面の向こうに人がいるのを忘れずにしっかりと考えてから送信をしよう」

・・・などと呼びかけていただくのです。

私たち一般人が同じことを呼びかけたとき、どんなことが考えられるでしょう?

どこの誰とも分からない人間に諭され、「いや、お前のいうことを聞いてやる義理はないわ」と反抗的な態度をとる人もいるでしょう。

「それもあるかもしれないけど、言論の自由がなんちゃらかんちゃら・・・」と別意見を述べる人もいるかもしれません。

賛成してくれた人と反対している人で新たな抗争が始まり、新たな誹謗中傷を生む引き金になるかもしれません。

こういったいろいろな可能性が考えられる場面でインフルエンサーの方々に協力していただけるならば心強いです。

なぜなら、実際に知り合いでも友達でもないのは一般人と同じはずなのに、親近感や距離感がトゲトゲしい雰囲気をなくし、発言した内容について素直に受け入れてもらえる可能性が高くなるからです。

「この人が言うのだから受け入れよう」「あの人のお願いなら聞かないわけにはいかない」と態度を軟化させてくれるかもしれないのです。

苦しい状況下にある人々を支える

influence letters on floor

これは世界でも日本でも大々的に広がった運動ですが、コロナ禍にいる苦しい状況の人々の心の支えになるべく、ネットを通じて世界的に有名なアーティストが歌でつないだ配信がありましたね。

このとき、アーティストの方々は自分から手を挙げて行動されました。これが大きい。

歌でなくてもいいですよね。

お笑いを得意とするインフルエンサーならお笑いで人々の心を支える、ダンスを得意とするインフルエンサーならダンスで。なんでもいいんです。

日本では手洗い励行の運動なども多かったですよね。

影響力の大きい人たちが自発的にこういったことをおこなう意味の大きさ。

商業目的ではないけれどインフルエンサーにしかできないスケールの大きな活動なはずです。

それに賛同した私たちがさまざまな形でさらに大きく輪を広げる。

通常ゆっくりとしたスタートしか切れないはずの一歩を、インフルエンサーの力でスタートからトップスピードを出して快走し、その勢いに乗って私たちがバトンを受けて広げていく。

ここまで有意義な活用法があるでしょうか?

インフルエンサーゆえのデメリットもある

しかしながらインフルエンサーがいればすべてうまくいくということではなく、インフルエンサーがインフルエンサーであることを忘れたとき、その影響力はマイナスに動きます。

私たちはなにも良いおこないだけに影響を受けるわけではありません。

インフルエンサーがおこなうことであれば、それが悪いことであっても影響は受けます。

インフルエンサーが悪影響があると気づいていてもいなくても影響を受けます。

相手がインフルエンサーだからです。

気をつけなければいけないこと

ですから、インフルエンサーとしては、自分の発信する情報がいいものでも悪いものでも大衆に大きな影響を及ぼすことを忘れてはならないですよね。

ここまでのものを背負わせるのは酷な気もしますが、それくらいの注意を払って情報を発信しなければならないでしょう。

それを受け取る私たちも、インフルエンサーが発信する情報をうのみにはせず、情報の取捨選択ということはしていかなければいけません。

まとめ

インフルエンサーの恩恵を授かるべきところはありがたく授かりながら、それを活用するインフルエンサーも私たちもデメリットに関しては心にとどめて社会をうまく活性化させられたらいいですね。

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