生活

すぐ怒る人が改善するべきただひとつの方法【期待しない】

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ごんざぶろう

よく「怒りっぽい」って人に言われるんだけど、そうならないためのいい方法ないかな?

こんな疑問にお答えしていきます。

「怒るつもりはないのだけれど、気づけば声を上げて文句を言っている」

「自分でもなぜ怒っているのか分からない」

そんな人のために、怒らないようにするにはどうすればいいのか?

また、怒ってしまう根本的な原因はどこにあるのか?

怒ってしまいがちな人の特徴とは?

こんなところまでお話を広げながら解説していきます。

答え:期待しない

ということで、怒らないようにするためには「期待しない」のが一番です。

人に対してだけではなく、自分に対しても怒ってしまう人がいると思いますが、どちらにも有効な方法です。

例えばバス停で、並んでいる列に割り込んできた人がいるとします。

そんなとき、あなたならどう思いますか?

「みんなちゃんと並んでいるのに自分勝手な人だな」

「せっかく並んでるのに順番を抜かされた」

・・・ですよね!私もそう思います。

ですが。ですが、なんですよ。

「みんな並んでいるのだから並ぶべき」というのは、「周りがそうしているのだからお前もそうして当たり前だろ」という期待です。

「順番抜かされて損したじゃねーか」というのは、「お前がいなけりゃ長い待ち時間を過ごさずに済んでいたのに」という期待です。

このように、人が怒るときというのは、「他人によって自分が考えていた理想の展開とかけはなれた現象」が起きてしまったときに多いのです。

つまり、自分の考えと他者の言動にギャップがあったから。

自分の思いどおりに人が動いているのに、怒る人なんていませんからね。

「期待を捨てる」のが怒らずに済む最良の方法でしょう。

「え?期待を捨てる?」とハテナが浮かんでいると思いますので、次項で具体的に解説します。

期待を捨てるとは?

言うなれば「期待を捨てる」とは、「思い込みを捨てる」こと。

「捨てるべき思い込み=してはいけない怒りの原因」というのを3つ挙げて、解説します。

捨てるべき思い込み3つ

  • ルール・マナーは絶対
  • 他者と自分は同じ
  • 個人的事情をはさむ

ルール・マナーは絶対

「バス停では並んで待つ」。

これは誰もが知っているマナーなわけですが、こういったものやルールが絶対だと考えていると、ギャップが生まれやすいです。

確かに、これらは守るべきもの。間違いありません。

しかし、守らない人も一定数いるという事実を認識することは大切。

命に関わるところでなければ、ルールやマナーは絶対ではなく、本人の裁量にもよるのだと理解することです。

正しいかどうかではなく、「そういう人もいる」と分かっていれば、いらない労力を費やすこともなくなります。

ただ、こういう話をすると「ルールやマナーを守らない人は心のまずしい、かわいそうな人だ」などとマウントを取りなさい、なんてことを唱える人もいますが。

そうじゃない。

事実以外の部分を、思い込みでコントロールするのは大きなストレスになります。

イライラを回避するために思い込むということが、イライラの原因になる。

ですから、次のように考えましょう。

「ルールやマナーを守る人もいれば、守らない人もいる」。

そう認識してあげるだけです。余計な要素はつけ加えないのが大切。

他者と自分は同じ

どんなにすぐれた人でも、失敗しがちなのが「他者と自分は同じ」と思うこと。

頭では分かっているつもりでも、無意識にそう考えがちなんですよね。

同じ人間ではあるけれども、考え方というのはそれぞれ。

他者と自分が同じだと思い込んでしまうとどうなるかというと。

「あの人は、なぜこんなことも分からないのか」

最悪の場合、「あいつ、分かっていないフリをして自分を怒らせようとしている」なんて妄想に突入することも。

価値観や理解度・知識は、人によって違うんです。

しっかりと認識しておかないと、大きなギャップを生み出し、自分の怒りを導く原因となる部分。

自分の考えに強引に従わせようとする人もいますが、逆効果になるでしょう。

他者と自分は違うからです。

個人的事情をはさむ

個人的事情をはさむことが、そのまま怒りを生み出すこともあります。

ズバリ、自分が損をしたからですね。

例えば、あなたの体調が悪く、頭が痛い日があったとしましょう。

そんな中、電車の座席に座り、静かにしていたいのに、子供が走り回って騒いでいる、と。

いや、気持ちは分かります。私もそういうとき、あります。

「親はどうした、静かにさせろ」とか、「走り回るような場所じゃないだろ」とか。考えたくもなります。

ただ、「自分の体調が悪くなけりゃイライラしないんだけどね」というのであれば、ちょっと考えものです。

怒りの理由が「頭が痛い」ことにあるから。

要は、「私は今、機嫌が悪いんだから静かにしろ」と言っているようなもんです。

子供からしたら、あなたがいてもいなくても同じことをするだろうし、そもそもあなたの体調が悪いことなんて知っているわけがない。

こんな感じで、一例ですが、体調が悪いというのは個人的な事情です。

個人的事情を引き合いに出して考えることは、自分の怒りの原因になり得ます。

常に自分を客観視することで、ギャップを生み出す要因は減らせます。

怒っていい場合もある

とはいえ、怒ってはいけないとは思っていません。

声を上げて怒るべきときだってあると考えています。

それは、「他者の言動によって人間の尊厳が失われたとき」。

・・・と言ってしまうと難しく感じてしまうかもしれませんが、「差別的な言動があったとき」と置き換えてください。

身体的精神的に一般と違う特徴がある人。セクシャルマイノリティー(性的少数者)。

例えば、なにかの理由で腕が不自由だとか、うまく話せないとか、恋愛対象が異性でないとか。

いじめもそうだし、人間が人間を不当に差別する言動は誰にも許されていないし、誰もそのような扱いを受けるべきではない。

人間には人間らしく生きる権利というものがある。それが「人権」というものです。

まあ、人権ですらルールに過ぎないと言えばそれまでですが・・・。

一個人の意見として、頭のスミにでもとどめておいてもらえたら嬉しいです。

すぐ怒る人の特徴

ここからはすぐ怒る人の特徴について、3つほど例に挙げながら解説します。

すぐ怒る人の特徴

  • 正義感が強い
  • 完璧主義者
  • 自分軸が強い

正義感が強い

さきほど「ルール・マナーは絶対の思い込み」の話をしました。

他者、そして自分にすら厳格にルール・マナー守ることを最重要としている人。

これはすなわち、「正義感が強い人」だと言い換えることができます。

自分の中の正義というものが確立しているからこそ、その正義に反するものに強い感情がわく、というわけですね。

完璧主義者

世の中には、とある事柄について100%の出来を至上命題とする人が一定数存在します。

それは仕事であったり、趣味であったり。知識であったり、技術であったり。

「どこかに抜けがあるから人間であり人間らしい」と私は思っちゃうのですが。

しかし仮にそうだとしても、「完璧を目指して最善の努力をする気持ち」というのは理解できます。

だからこそ、理想論だとしても、100%を目指すがゆえに少しの落ち度も許すことができない。

その落ち度が他者に見え隠れするとき、強い感情となって表に出るのです。

自分軸が強い

「自分軸が強い」=「こだわりが多い・強い」と言い換えられると思います。

完璧主義とも似ていますが、こだわりって完璧である必要はないんですよね。

「その人が完璧と感じられるのであればいい」ので。

ですから、3つの中では一番タチが悪いと言えるかもしれません。

他者には分からないが自分の中の基準というのが明確にあり、その基準を満たしていない場合には強い感情が顔を出すわけですから。

まとめ

正義感の強さも、完璧主義も、こだわりも、とても大切で魅力的なものだと私は考えています。

私の中にもこれらの要素は存在します。

でも、ひとつだけ気をつけていることがあって。

それは、自分の考えや方法を他者に押しつけないこと。巻き添えにしないこと。

この意識さえあれば、怒りなんてそうそう生まれないものだと思っています。

そう、他者と自分は違うからです。

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