麻雀

【これさえ覚えておけばOK】麻雀初心者のための基礎知識と基本ルール

2020-11-18

今回は、麻雀を始めたばかりの人や、これから始めようとしている人向けに必要最低限の基礎知識と基本ルールだけをできるだけ分かりやすくお伝えする入門書のようなものを作ってみました。

「とりあえずこのことだけを覚えておけば麻雀を理解してプレイできるようになる!」という事柄ばかりを集めています。

ここでササっと予習をして、すぐに麻雀をプレイしちゃいましょう!

麻雀の基礎知識

ここでは、麻雀を始める前に覚えておくとゲームをスムーズに進められる基礎知識を解説していきます。

麻雀に使う道具「牌(パイ)」は全部で136枚

麻雀をプレイする(プレイする=「打つ」という言い方をよくします)のに必要になってくるのがトランプでいうところの「カード」、将棋でいうところの「駒」に当たる「牌(パイ)」になります。

下図は「マンズ」(「ワンズ」と呼ぶ人もいます)と言われる種類の牌。「漢字二文字」の牌ですね。左から順にイーマン・リャンマン・サンマン・スーマン・ウーマン・ローマン・チーマン・パーマン・キュウマンという呼び方をします。

下図は「ピンズ」と呼ばれる種類の牌です。「〇」のイラストで構成された牌ですね。左から順にイーピン・リャンピン・サンピン・スーピン・ウーピン・ローピン・チーピン・パーピン・キュウピンという呼び方をします。

下図は「ソウズ」と呼ばれる種類の牌です。「竹」のイラストで構成された牌です。左から順にイーソウ・リャンソウ・サンソウ・スーソウ・ウーソウ・ローソウ・チーソウ・パーソウ・キュウソウという呼び方をします。

最後に「字牌(じはい)」と呼ばれる種類の牌です。「漢字一文字」の牌ですね(白はなにも書いていませんが笑)。左から順にトン・ナン・シャー・ペー・ハク・ハツ・チュンという呼び方をします。

ご紹介した34種類の牌はそれぞれ4枚ずつ用意されていて、34種類×4枚=136枚の牌を使ってゲームを進めていきます。

麻雀の基本ルール

麻雀というと一般的には4人で打つ「4人麻雀」を指しますので、4人麻雀の解説をしていきます。

ゲームの流れと勝敗決定

4人中、ゲームを始める人を親とし、他3人は子としてプレイします。ひとりずつ左回りに親を担当し、これを2周ぶん繰り返して終わりになります(半荘戦【はんちゃんせん】といいます)。

1周で終わりにする場合は東風戦【とんぷうせん】といいます。

終了後、点数が一番多かった人がトップ(優勝)、一番少なかった人がラス(最下位)です。

麻雀は4メンツ1雀頭の絵合わせゲーム

ひとりの手牌は13枚ずつで、「牌を1枚山から持ってきて、いらない牌を捨てる」を繰り返して2枚1ペアをひとつ、3枚1組のかたまりを4つ作っていく絵合わせのようなゲームです。(下図参照)

赤丸1の2枚1ペアのことを「雀頭(じゃんとう)」、または「アタマ」といい、青丸2・3・4・5の3枚1組のかたまりを「メンツ」といいます。

基本的にはこの「4メンツ1雀頭」を目指して手を進めていきます。

なお、メンツを作るときのルールとして、マンズかピンズかソウズの1種類でなければならないということと、「123」や「789」はOKですが「891」などの9と1をまたいだ並びはNGだということを忘れないようにしてください。(下図参照)

速くそろえるコツ

みなさんはおそらくこの時点で「効率よくそろえて速くアガりたい!」と思っているはずです。

必ずうまくいくわけではないですが、速くそろえてアガるためのコツというものは存在して、これを知っておけば勝率もアガる確率もアップするのは間違いないです。

基本となるコツは「真ん中によせ、シュンツでそろえて、待ちをリャンメンにする」ことです。

なにを言っているかチンプンカンプンですよね?ここからはその解説をできるだけ簡単にしますので参考にしてみてください。

コーツよりもシュンツをそろえる

雀頭は気づいたらできあがっていることも多いのですが、メンツのほうは4つ作らなければいけないこともあり、重要視したほうがいいのはメンツ作りです。

メンツには2種類あり、例に挙げたような「234」「345」のような数の順番どおりにそろえるものと、「222」「333」「東東東」のように同じ牌を3枚そろえるものがあります。

順番どおりにそろえたメンツを「順子(シュンツ)」、同じ牌を3枚そろえたメンツを「刻子(コーツ)」と呼びます。

ではこのシュンツとコーツではどちらのほうが作りやすいでしょうか?

答えはシュンツです。

シュンツが3種4枚ずつ(つまり12枚)の中から3枚集めればいいのに対して、コーツは1種4枚の中の3枚を集めなければなりません。

単純な確率の問題になりますが、同じ3枚1組ならばそろえやすいほうをとればより簡単に効率よく進められますよね?

ですから、メンツを作る上での基本となるのはシュンツ作りということになります。

シュンツになりやすい牌によせる

メンツ作りの基本がシュンツだと分かったところで、1~9の中で一番シュンツになりやすいのはどのあたりでしょうか。

シュンツとしてはこの7パターンあります。このうち使われる頻度が一番低い牌は1・9(1パターン)。次に2・8(2パターン)、一番高い牌は3~7(3パターン)。

よって、1・2・8・9といったハジよりの牌よりも3~7といった真ん中あたりの牌を集めるとシュンツになりやすいことが分かります。

待ちはリャンメンがアガりやすい

さきほど例に挙げたイラストでは、最終的な待ち(きたらアガりになる牌)が青丸5の部分、ソウズが78とあって9をツモってきて(山から持ってきて)そろってアガった形です。

この場合6ソウをツモってきても678となってそろいますので、待ちは6ソウと9ソウ、つまり2種類×4枚=8枚のうちの1枚がくればアガりとなります。

この形は、両脇(この場合6ソウと9ソウ)が待ちになっていることから両面(リャンメン)待ちと呼ばれています。

基本的な待ちの形はあと4つあるのですが、単純確率でいえばリャンメン待ちよりも待ち牌が少ないです。(下図参照)

ご覧のとおり、例の場合はカンチャン待ちは8ソウ4枚、ペンチャン待ちは7ソウ4枚、シャンポン待ちは1マン・9ソウ2枚ずつで合計4枚。これはリャンメン待ちの半分の枚数

タンキ待ちにいたってはアガり牌のうちの1枚は自分が持っていますので3枚しかありません。

ですから速くそろえてアガりやすくするためには確率上では「真ん中によせ、シュンツでそろえて、待ちをリャンメンにする」のが最適なのです。

懸賞牌(ドラ)・赤ドラ

麻雀にはひとつひとつの勝負ごと(局といいます)にドラというものが設けられています。

ドラは懸賞牌ともいわれるもので、文字どおり自分の手にドラを含めてアガればドラの枚数ぶん点数も高くなります。

通常のドラは局ごとに変わる場合が多いです。

それとは別に赤ドラというものもあって、こちらは局に関係なく、固定された数牌を手に含めてアガれば通常のドラと同じ扱いになります。(牌姿は下図参照)

このように色が赤になっているので非常に分かりやすいですね。

赤ドラに固定されるのは大抵は5ですが、7や他の牌の場合もまれにあります。枚数も1枚ずつだったり2枚ずつだったりまちまちです。

まとめ

ポイント

  • 基本のアガり形は「4メンツ1雀頭」
  • 効率よくそろえ速くアガるには「真ん中によせ、シュンツでそろえて、待ちをリャンメンにする」
  • ドラはうまく使えば点数アップできるラッキー牌

あとのこまかいことは打ちながら覚えていけばいいと思いますので、今回の基礎知識と基本ルールを反復しながら確実に身につけて周りの人に差をつけましょう!

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