日常で当たり前のように使われている言葉。
でも実はその中には麻雀の用語から派生した言葉も結構あったりします。
そこで今回は、どんな麻雀用語が日常にひそんでいるのか、本来の意味と日常使っている意味を対比させながらご紹介していきます。
これを読んだら明日からその意味を語らずにはいられなくなりますよ!
では早速見ていきましょう!
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リーチ
ギャンブル好きな人はパチンコなどで耳にしていることが多いでしょうか。
出目がもうひとつそろえば全部そろって大当たりになる状態を指します。(大当たりの一歩手前)
よく聞くフレーズ「おっ!!きたよきたよ!リーチ!」
自分の手があともう一枚そろうとアガりになる(アガりの一歩手前)状態のとき「リーチ」と発声宣言し、リーチ宣言牌を横に曲げて1000点棒を場に供託することでつく役のこと。ポン・チー不可。
テンパる
私たちがよく知っている意味だと、軽いパニックになって混乱した状態の人ことを指しますね。
これは麻雀用語の「テンパイ」からきているもので、それを動詞化したものです。
直接の意味は厳密には違いますが、どちらもドキドキ舞い上がっている状態なので使われているのでしょう。
よく聞くフレーズ「お前なにテンパってんだよ」
自分の手があともう一枚そろうとアガりになる(アガりの一歩手前)状態になること。
チョンボ
なにかミスを犯したときにチョンボっていう言い方したりしませんか?
この言葉ももともとは麻雀用語だったんです。
よく聞くフレーズ「うわぁ・・・。それチョンボだぞ、チョンボ」
麻雀で犯した重大なルール違反行為を呼び、罰則として他のプレーヤーに点棒を払わなければならない。
メンツがそろう
メンツ自体はメンバーといった意味合いで使う場合が多いですね。
麻雀でもまったく同じ使い方をしますが、本来の意味としてもうひとつの方を書いておきます。
よく聞くフレーズ「ダメだ。今日メンツ足りねー」
麻雀の手を構成するパーツのひとつで、3枚1組でそろっている状態のものをメンツと呼ぶ。
連チャン
これもパチンコなどで耳にすることが多いでしょうか。
当たりを繰り返してフィーバーしている状態のことをいいます。
よく聞くフレーズ「連チャンで仕事はキツいわ!」
親番を迎えたプレーヤーがアガりを繰り返すなどして親を継続している状態。
ありあり、なしなし
麻雀専門店である雀荘(じゃんそう)で、コーヒーを頼むとき砂糖とミルクをどうするかを麻雀のルールに引っかけて注文したことに端を発した言い方です。
今は・・・こういう人あんまりいないか(笑)。
よく聞くフレーズ「なしなしで!(つまりブラック)」「俺ありありね!」
麻雀ルールで喰いタンがありかなしか、後付けがありかなしかをありなしの組み合わせだけで表現した俗語。
リャンメン
例えば両面テープのことをリャンメンテープと呼ぶ人、たまにいませんか?
いや・・・こういう人今はあんまりいないなきっと(泣)。
両面の中国読みがリャンメンです。麻雀好きの人がそういう呼び方をします。
よく聞くフレーズ「そこのリャンメンテープ取って!」
テンパイ時の待ちの種類のひとつ。例えば23とあれば1でも4でもアガれる。両側がアガりになるこのような待ちの総称。
トイメン
例えばファミレスで向かい合って座っているとき、この自分の向かいの人をトイメンの人といったりします。
要するに対面です。対面の中国読みです。
これもねえ・・・あんまりメジャーじゃないよねえ・・・。
よく使われるフレーズ「トイメン座りなよ」
麻雀を打つとき、自分の正面に座っているプレーヤーの呼称。
ワンチャン
連チャンと似ていますが・・・。別物です(笑)。
「one chance」つまり多からずチャンスはあるという、まあ若者言葉といって良いと思います。
麻雀用語のワンチャンスを文字っていると考えられます。
よく使われるフレーズ「ぶっちゃけワンチャンあんじゃね?」
同じ牌が場に3枚見えているとき、他のプレーヤーがその牌を構成ターツに含められる可能性はひとつしかない。これをワンチャンスと呼ぶ。自分が守りに回っているときの確率戦術。
番外編~大人な響きのある麻雀用語~
ということで、ここでは大人な響きのある麻雀用語をいくつか解説していきます。
日常で使われている意味についてはみなさんの豊かな想像力にお任せしたいと思います(笑)。
一発
リーチ宣言してから1巡以内にアガりとなった場合につく役。他プレーヤーのチー・ポンが入った場合は不可。
割れ目
ローカルルール。配牌を取り出す山に当たったプレーヤーの得点・失点がすべて倍になる。
スジ
リャンメン待ちの両側の牌を1・4や2・5や5・8といった形で表したもののうち、例えば5に対しての2と8をスジと呼ぶ。
カンチャンズッポシ
そのまま残ったら苦しい24や68のカンチャン待ちの穴ぼこ部分の3や7といったキモ牌を自分のツモで持ってきたとき、穴を埋める意味でズッポシと表現し、総じてカンチャン待ちをツモでメンツとして完成させることの俗称。
まとめ
麻雀から日常まで派生した言葉ですが、結構多いことに自分自身驚きました。
またなにか機会があれば今度はそのあたりを解明していけたらいいなと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました!