「正しい箸の持ち方・使い方が分からない!でも今からでも直してみたい!」という人が
こんな感じの持ち方と使い方ができるようになる方法をお教えしていきます。
特別なにか難しいトレーニングをしないとできないことでもありませんし、ちょっとしたコツさえつかめればどなたでもできるようになります。
さっそくチャレンジしていきましょう!
コンテンツ
箸の持ち方
上図が2本持った状態ですが、箸を上の1本と下の1本に分けて考えると分かりやすいと思いますので、まずはひとつずつ見ていきましょう。
こちらが上の1本だけを持った形。ご覧のとおり、ペンの持ち方に非常に近いですね。使うのは親指・人差し指・中指の3本。
続いて下の1本。親指の付け根あたりと中指・薬指の間に箸を渡らせる形にして、力は入れずにそえる程度で固定しておきましょう。
持つ位置としては真ん中よりもやや上くらい。上すぎても下すぎても力が箸に伝わりにくくなり、結局使いづらくなってしまいます。
これを頭に置いておきながら、2本一緒に持ったときに箸の先が触れてV字の状態になっていればベストです。(下図参照)
箸の持ち方のポイント
- 上側の箸はペンの持ち方に近い形。親指・人差し指・中指を使う。
- 下側の箸は親指の付け根あたりと中指・薬指の間に渡らせて、そえる程度で固定。
- 2本一緒に持ったときに箸の形がV字になっているのがベスト。
- 持つ位置は真ん中よりもやや上。使いづらい場合は少し下を持つ。
- 腕にも指にも力は入れすぎない!やわらかく動かせるように自然な力でキープ。
箸の使い方
持ち方をマスターしたら、あとは箸をどのように使っていくかだけですね。
持ち方のところでも触れましたが、下側の箸はそえる程度で固定すると言いました。
つまり箸を使うときに動かすのは上側の箸だけということです。
UFOキャッチャーのクレーンのように両側を動かすのではなく、片側は固定し、もう片方を動かすイメージです。
上側の箸を動かす方向としては、支えている親指・人差し指・中指を使って縦に箸を振る、空中で数字の1を書くイメージです。
余計な力を入れずに動かせば、自然と下側の箸の先と触れ合うことになります。
パーツで分けるなら、「上3本の指」と「下2本の指」として考えると分かりやすいかもしれません。
箸の使い方のポイント
- 下側の箸は固定。
- 数字の1を書くイメージで上側の箸だけを動かす。下側の箸はあくまでそえる「受け」の役目。
- 2本の箸先を開いたり閉じたりすることで機能させる。
- 上側の箸と親指・人差し指・中指がひとまとまり→動かす側
- 下側の箸と薬指・小指がひとまとまり→動かさない側
- 腕にも指にも力は入れすぎない!やわらかく動かせるように自然な力でキープ。
箸の用途
ご紹介してきた正しい箸の持ち方・使い方に慣れると、さまざまな場面でさまざまな動作ができるようになります。
それまでは物を「はさむ」「のせる」「すくう」くらいだった動作だったとしましょう。
ここからさらに
のりでごはんを「くるむ」、食べやすい大きさに「さく」、豆のような小さいものを「つまむ」、魚の骨をつかんで「はがす」
・・・といった細かい動作も可能になり、できない動作がほぼないくらいになります。
たった2本の棒でこれだけ多くのことができるってすごいと思いませんか?
まとめ
一番インパクトがあるのは、やはり「見た目のキレイさ」。
性格や中身がどうであれ、その見た目だけで「育ちがいい」とか「ちゃんとしている」とか思われます。
そんなオマケ要素までつく正しい箸の持ち方・使い方をマスターしていきましょう。