記憶力をアップさせるのに、なにかいい方法があれば知りたいな!
こんなお悩みに答えていきます。
習い事、受験勉強のときなど、記憶力が必要なときって結構ありますよね。
そこで今回は、今よりも記憶力をアップさせる方法をご紹介。
この方法をマスターすることで、生活のいろいろな場面で時間短縮を計りながら、効率よく記憶することが可能になります。
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「五感」をリンク
記憶力アップに必要なものとは「五感」です。
記憶するとなると「書いて憶える」ということがまず浮かぶと思います。
「反復して書く」という方法は、受験勉強などに活用するポピュラーなものですね。
このとき私たちが使っている五感は、文字を書くという「触覚」と書いた文字を目で読むという「視覚」。
そうです。お気づきかと思いますが、人は記憶するときに無意識に「五感」を使っているのです。
でも「五感」というからにはあと3つありますよね?
「聴覚」「嗅覚」「味覚」。そして第六感。
記憶をするときにはこの6つの感覚をできるだけ多く使ってリンクさせることで、大幅な記憶力アップが見込めるということです。
「五感」が重要である理由
とあるとき、ふと街に流れた音楽を聴いて、過去の出来事や場面が思い浮かんだ経験ありませんか?
実はこれは、自分が過ごしたその時代、その時間において聴いていた音楽と出来事が頭の中でちゃんとリンクしているんですね。
「アッ!この曲。あのときあの人と一緒によく聴いてた」とか。
他にも、「味覚」で言えば「濃いめの味つけのこの料理を食べてたら思わずあの人が浮かんだ」とか。
それこそ、この香水の香りがすると「あの人と同じ香りだ」とか。
(なんとなくかむが感傷に浸ってる感じになっていますが、気にせず読み進めてください)
第六感で言えば、幼いころに覚えた自転車の乗り方。
なぜ乗れるようになったのかは分からないけど、練習中のどこかのタイミングでコツや感覚を習得している。
そして一度マスターしてしまえば、時間を置いても乗れなくなるということはありません。
さきほど言ったように、これらは私たちが無意識化でおこなっていること。
これらを意識的にコントロールしてリンクさせ、記憶力アップを狙うということです。
「五感」を使っての記憶
それでは例を挙げて解説していきます。
受験勉強での記憶というお話をしましたが、例えば「書く」「読む」以外の五感をリンクさせるにはどうすればいいか解説しますね。
まず、書いて記憶するときに声に出して読んでみるとどうなるでしょうか。
ああ、なるほど!自分で声に出して読むと「耳で聴く」ことができる!
そうですね。五感のうち、書いて読む以外に「聴く」要素が加わってより憶えやすくなります。
また、憶える対象をそのまま音読する以外の方法でも「聴く」ことができますね。
さきほどの音楽とのリンクです。
例えば、英語の動詞を憶えるときにはダンスミュージック、名詞を憶えるときにはラップミュージックといった形でもOK。
要は「自分の中で意識的なリンクづけができるもの」ならなんでもいいわけですから。
続いて、歴史の平安時代の出来事のときにストロベリーの香り、戦国時代の出来事のときにアップルの香りを立ててみます。
これで香りのリンクづけも可能になります。
さらに、あるジャンルを記憶するときには「すっぱいもの」を、また別のジャンルを記憶するときは「にがいもの」を口に含みます。
これで、味によるリンクづけも可能ですね。
第六感を使うのであれば「イメージ」なんていうのも有効な方法ですね。
例えば古文で「いと」という単語と意味を憶えるのなら、「いと」を書きだし声に出して読む。
それとは別に、頭の中でなにか巨大なものをイメージする。「very」をイメージするとかでもいいですね。
これによって「触覚」「視覚」を利用して「いと」という単語を、「第六感」で「とても」「非常に」という意味を憶えるなんてこともできる。
「視覚」で言えば色分けなどして区別し記憶しやすくする方法もありますし、「第六感」で言えば自分の好きなリズムに乗って記憶するなど、バリエーションは無数にあります。
とはいえ、いつでも何を憶えるにしても6つの感覚をフルリンクして・・・というのは、現実問題ちょっとムリがあります。
フルリンクするための準備やコスト、アイデアなどを出すのに時間がかかりすぎてしまったり。
あるいは、記憶するときに複数の感覚を同時進行させなければならないため、疲れ切って憶えるどころじゃなくなったりしては本末転倒ですからね。
あくまで記憶力をアップするひとつの手段として、「五感をできるだけ多く使う」というふうに認識していただけたらと思います。
好き嫌いも関係する
「五感」記憶からは少し離れまして、記憶というものはその人自身のやる気・好き嫌い・趣味嗜好も関係してきます。
ゆえに、同条件であれば自分がより熱意を持って取り組んでいるものほど、記憶しやすいということです。
例えば、その人が野球を好きであれば野球に関しては他の人以上に記憶が簡単になるでしょうし、なんなら五感とリンクさせずとも記憶できてしまうかもしれません。
逆に、野球が嫌い・興味がないということであれば、五感とリンクさせようともスンナリ入ってこないかもしれません。
振り返れば私自身も、好きな教科だった社会(政治)に関しては記憶しようとしなくとも憶えられましたし、理解も速かった。
苦手な数学に関しては、好きな教科に比べてしまうとどれだけ工夫して憶えようとしてもなかなか入ってこないし、理解も遅かったです。
ですから記憶力アップのためには、憶える対象への苦手意識は減らし、できるだけ興味を持って臨むというのも大切な要素になってきます。
補助的にアナログ方法も使う
従来どおりのメモ書き・走り書きなども記憶力アップの補助としては使えますよね。
例えば、出先でふとブログネタを思いついたけど、帰るまでに忘れそうというときはメモ書きを使うと思います。
要は、ブログネタって習い事や受験勉強のように長期間とどめておかなければいけない記憶ではないので、ぶっちゃけ記憶する必要はないんですよね。
瞬間的な記憶でいいものであれば、結果的には憶えるよりもメモ書きのほうが効率よくいく場合もある。
ブログネタ以外なら、買い物リストなんて買い物が終わったら忘れてしまっても問題のないもの。
ならば、「書きなぐったメモ書きをにぎりしめていって、用が済んだら捨てる」でも構わないわけです。
時間短縮と記憶の効率化を計るためには、記憶としてとどめておかなかればならないものとそうでないものの区分けも重要になってきます。
その区分けがしっかりとなされていれば、「前者のときは五感リンクで記憶、後者のときは必要な記憶からは除外し、代わりにメモを取る」で済みます。
人間の脳の記憶容量は無限ではありません。
「必要ないものは記憶しない」といったことも効率化には重要なことです。
まとめ
五感リンク記憶は、一見関連性のない言葉を別の切り口(五感)と関連づけてリンクさせることで記憶力をアップさせるものです。
五感リンクで憶えたものであれば、ある言葉Aは見た目や音や香りとリンクし、ある言葉Bは味や触れた感覚やイメージとリンクしている形。
そのうちのどれかひとつでも憶えていれば、そこからリンク情報につながって、全体の記憶として引き出すことができるのです。
ぜひ有効利用してみてくださいね!