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SNSの正しい使い方を知っておきましょう【便利さだけ残ることはない】

2020-09-30

macbook pro on brown wooden table

インターネットの普及は私たちに大きな恩恵をもたらしてくれました。

しかし「便利になった便利になった」と目先のことだけを追求すると痛い目に遭うものです。

というか遭ってきました。これは今までの歴史をみれば分かることですね。

現在、インターネットの中でも一番有名で一番普及しているのがSNSといえるでしょう。

最近はいろいろと雲行きが怪しくなってきているので、ここで警鐘を鳴らすべく改めてインターネット・SNSの歴史・使い方やこわさなどについて語っていこうと思います。

インターネットの普及

元々のインターネットの基盤は30年ほど前にできており、ここ10~20年で急速な進化を遂げています。

デスクトップパソコンが主流でPCを持ち運ぶなんてことは夢のようなお話だった時代から、誰でもいつでもどこでもインターネットを楽しめるようになりました。

そう、今多くの人が手にしているであろうスマートフォンやiPhoneの普及があったからです。

しかし初代の携帯電話などは電話機能だけ、持ち運びに向いているとはいいがたい肩からかけるようなゴツいものでした。まさに「携帯」する「電話」でした。

まだモバイルフォンが出回っていなかったころ、手ごろな文字通信機能として若い人の間で使われたのが「ポケットベル」と呼ばれるものでした。

とはいってもそれ自体の文字数はかなり制限されており、しかも表示はカタカナのみ。

当時はまだ街中に多くあった公衆電話(電話ボックスなどのコイン・テレフォンカード投入式の固定された電話)から折り返し連絡を入れるくらいの用途でしか使えなかったものです。

そこから前世代のガラパゴスケータイ(ガラケー)やPHSが登場し、好きなときに通話ができるようになりましたが、使用料の高さもありましたし、ほぼほぼ電話のみの機能しかありませんでした。

それが今は電話のみならず、画質のいい写真を撮れたり、音声を録音できたり、ゲームができたり、動画や音楽を再生できたりと、まさに多機能な携帯電話を多くの人が手にするようになりました。

インターネットが当たり前の時代になると、SNSが普及し始めます。

SNSの普及

SNSは「ソーシャル・ネットワーク・サービス」の略。

「ソーシャル」は最近よく聞くワードですからなんとなくはお分かりだとは思いますが、WEB上で「社会的な」ネットワークを楽しめるサービスになっています。

LINE、Facebook、twitter、Instagram、Tik Tokなどがそのサービスに当たります。

このSNSの普及が、ただの情報収集程度で終わっていたインターネットを、不特定多数とのコミュニケーションが可能な空間にしました。

SNSのメリット・デメリット

sns

顔も名前も知らない、会ったことのない不特定多数とコミュニケーションが取れる、これがSNSの最大のメリットでもあり、デメリットでもあります。

海外にいく機会すらない人にとっては、例えばなにかのコミュニティでzoomを通じて外国人と交流する。

あるいは本来なら知り合うきっかけすらない人とコンタクトを取って会う機会をもうけたりできるわけです。

この上ないくらい有意義なSNSの使い方だと言えるでしょう。

一方で、SNSだからこその人間の悪意というのも垣間見るようになりました。

本来であれば知らない者同士で顔を突き合わせた状態で口論を展開するなんていうのはあまりないですが、それが平然とおこなわれる場がSNSでもあります。

顔も名前も知らない、会ったこともないからこそ、何をしようが何を言おうがその後の自分には影響がない。

相手のことも考えずに言いたいことを言いたいだけ言ってブラウザを閉じる。そんな芸当ができるのはそのためです。

また、ネット上の文字だけでは相手の感情や言葉の抑揚までは感じ取ることができません。

ネット上の動画だけでは、相手の生い立ちや本当の姿、前後の状況までは読み取れません。

自分が自分の都合で切り取った文字。切り取った表情。切り取った感情。

主観的になればなるほど、自分自身の被害妄想や怒りの感情が爆発的にふくらみ、コントロールがきかなくなります。

誹謗中傷はこうして生まれます。

SNSの正しい使い方

大前提として、ネット・SNSは老若男女関係なく誰でも参加できるもの。

小学生でも、高齢者でも、誰でも。誰でも参加できます。

この認識が甘い人が多い。これは断言できます。

口が達者な自称女子小学生に、そうでない自称男性社会人がまるめこまれムキになって暴言を吐く。

お互いに小学生かもしれない。女子ではないかもしれない。人ですらないのかもしれない。

「そんなわけはない」って?なぜそう言い切れるのでしょう?

ネットでは本来見えるはずの顔が見えない。やっと見えたところで情報はいくらでも偽ることができる。

信じていい情報かどうかどこで判断するのでしょうか。

ここまでのポイント

  • 不特定多数とのコミュニケーションを可能にするというSNS最大のメリットを有効利用する
  • ネット・SNS上には、それを使う上で必要な最低限の知識を持っている人とそうでない人が混在している
  • 文字だけのやりとりで得られる情報は実際に会って得られる情報よりもグッと少なくなる
  • 前後の状況などを見ずに自分に都合のいい切り取り方ばかりをすればそれだけ被害妄想やマイナスの感情がふくらむ
  • ネットに散らばる情報をなんでも受け入れるのではなく、誤報やデマ、情報操作の可能性を常に考える

まとめ

感情に流されるままにSNSを利用するとロクなことになりません。

実際に人と合うときよりもなお一層の客観性と冷静さを保ちながら利用しなければなりません。

そのために、ひとつの文章、ひとつの反応、ひとつの動画からすべてを把握しようとはしないこと。

そこに潜んでいる本当の事実・本質をいろんな方向から客観的にじっくりみて判断することが重要になってくるでしょう。

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