コロナ禍の影響もあって、ちょっとしたトレンドになっている女性の筋トレ。
メディアではメリットばかりが目立っている気がしますが、そこに体への悪影響などは考えられないかなど客観的な視野で見たその効果について簡潔に解説していきたいと思います。
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女性の筋トレのメリット
それではさっそくメリットの部分を見ていきましょう。
3つのメリット
- シェイプアップができる
- 太りにくくなる
- 自分に自信が生まれる
シェイプアップができる
要するにこれは体のシルエットですね。
トレーニングで体がひきしまってボディーラインも整ってくる。
単純にダイエットで減量して体重や脂肪が減ったとか言うだけの話ではなく、筋肉を作りながらのトレーニングですので体全体のシルエットがよくなります。
すると体のバランスも整ってきて、姿勢もよくなる。
いわゆるカッコいい体つきになるということです。
着る服のサイズが下がることで洋服の選択肢も増え、より似合うファッションが選べるようになりますね。
女性にとって嬉しいことのほうが多くなるでしょう。
太りにくくなる
筋肉量が増えると、日常生活で消費されるエネルギーである基礎代謝量が増えます。
また、脂肪が筋肉になっているぶん、再び脂肪になる可能性も下げてくれます。
つまり、太りにくい体になる。
筋肉量が増えるということは、それ以前にはすぐに疲れたりして続けられなかった軽い運動に対しても強度が上がり、疲れにくくなります。
自分に自信が生まれる
これ、一番大事ですよね。
メイクや恋愛相手や生きがいのような、自分が自信をもって輝けるようになるきっかけのひとつになるわけです。
また、筋肉がつくことで新陳代謝もよくなって、肌のツヤやみずみずしさといったものもよりよくなります。
充実した日々を送ることができるでしょう。
女性の筋トレのデメリット
続いてデメリットの部分です。
3つのデメリット
- 筋肉がつきすぎる
- 必ずしも減量につながらない
- 子供を産み育てるのに適さない体になる
筋肉がつきすぎる
女性は男性に比べて筋肉がつきにくい性質をもっています。
そのため、男性と同じ負荷でトレーニングしたとしても結果が出なかったり思うようにいかなかったりする場合もある。
そのときにトレーニング量を増やしてオーバーワークすると、自分が望んでいなかったたくさんの量の筋肉がついたりします。
成果が出て楽しくなってやりすぎても同じですね。
精神衛生上もあまりよろしくありません。
必ずしも減量につながらない
筋トレはシェイプアップには効果があります。
では筋トレ前と比べて体重が減るのか?と言われれば必ずしもそうではありません。
なぜかと言えば、それまで脂肪だったものが筋肉に変わるのですが、筋肉は脂肪よりも重いからです。
脂肪を減らすダイエットと脂肪を筋肉に変える筋トレは根本的に違うものです。
子供を産み育てるのに適さない体になる
男性の体がゴツゴツしていて筋肉が多いのは、狩猟時代に必要だった身体機能のなごりを今も受け継いでいるからです。
また、女性の体がふくよかで脂肪が多いのは、子供を産み育てるのに適した身体機能のなごりを今も受け継いでいるからです。
これらは純粋な身体機能の差であり、特性でもあります。
女性の脂肪の割合が多い太ももは、小さい赤ちゃんのベッドに適した場所と言われています。
お腹まわりはお腹の中の赤ちゃんがすくすくと育つために必要なものだと分かりますよね?
これらは必要だから備わっている身体機能であり、ムダなものではありません。
そういったそもそもの意味を忘れていると大変なことになる場合もあります。
というのも、腹筋を鍛えていたため途中まで妊娠に気づかずにいた、という海外の事例があるからです。
詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
→お腹が真っ平らだった18歳女性、妊娠8か月目に初めて気付く(英)
まとめ
みなさんによく知られている女性の筋トレのメリットとあまりよく知られていないデメリットを簡潔に解説してみましたがいかがだったでしょうか?
自分磨きをする筋トレ女子はステキだなと思います。
しかし、単にトレンドだから、周りがやっているからなんとなくという理由であるならば、ちょっと立ち返って考えてみてほしいのです。
つまり、メリットもデメリットも理解した上で、ご自分の現在の環境や将来のビジョンと照らし合わせて、最良の選択をご自身の意志でしてほしいなと思います。