親近感ってなんだろう?
また、親近感を持ってもらうにはどうすればいい?
こんな疑問にお答えしていきます。
まずは、そもそも「親近感」を分かりやすく説明するとなんなのか。
そして具体的にどんな言動を取る人に親近感を抱きやすいのかを探っていきます。
ほわっとしていた「親近感」というものがハッキリ分かりますよ。
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親近感の意味
まずは辞典に載っている意味はどんな感じなのか見てみましょう。
自分に近いものと感じて抱く、親しみの気持ち。
goo国語辞書から引用
うん、なかなか分かりやすい意味が出てきました。
では私は、おきて破りの解釈をします。
親近感とは「フレンドリーさ」です。
意味を説明するときには通常は使わない横文字をあえて使ってみましたが、若い人ほど分かりやすい感じになったのではないかと思います。
つまり、「会うのは初めてなのに友達のような感覚がする人」「誰とでもすぐに打ち解けられる人」。
こんなふうに解説できると思います。
親近感がわく人の特徴5つ
それでは、具体的に親近感がある人というのはどんな特徴を持った人なのでしょうか。
5つの特徴を挙げていきます。
5つの特徴
- 完璧でない
- 裏表がない
- 距離感が近い
- 庶民派
- 表情やオーラが柔らかい
完璧でない
これは言い換えれば「欠点がある」という意味になりますね。
「そしたらみんなに当てはまることじゃないか!欠点がない人間なんていないだろ!」
・・・確かにそうです。
ですが人間には欲がありまして、自分に欠点があれば「人には見せたくない、知られたくない」と思うのが当たり前です。
ところが親近感がある人は、たとえ自分の欠点であったとしても、損得勘定で引っ込めたりはしないのです。
仮にドジをふんでも、それも自分の一面だと分かっている。
周りの人にいいように見せるためにとりつくろったりはしない。
つまり、完璧でない人というのは、欠点があるということを隠さない人。欠点も含めて自分で認めてあげている人です。
裏表がない
これは「自分の使い分けをしない」人のことです。
例えば、次のような人には親近感はわかないはずです。
ある人にはすごくいい態度でいるのに、別のある人にはすごく不愛想な態度で接してみたり。
この人とは付き合いが長くなりそうだからと仲良くしようとするけど、あの人とはその場限りの関係だから適当に流すとか。
会社であれば、自分の出世に絡む人は、たとえ相手が自分の嫌いなタイプでも仲良くする。
反対に、自分の出世に関係ない人には無関心でいるなど。
これらは前項同様、自分にとっての損得勘定が働いての言動です。
使い分けオンパレードというところですが。
裏表のない人とは「自分の使い分けをしない人」だと言いましたが、そもそも「自分を使い分けること自体が面倒だという人」。
あるいはとりつくろうのが苦手というような「まっすぐな人」なども多いと言えるでしょう。
距離感が近い
親近感がある人は、実際の相手との距離も近いかもしれませんが、「心の距離が近い人」が多くいます。
これ、まさに「フレンドリーさ」の根本にあるその人の特徴。
「人と仲良くなりたい」という気持ちが強いがゆえに、相手が誰であっても同じような距離の近さで接する。
相手が総理大臣でも市民でも。大人でも子供でも。男性でも女性でも。肌の色が同じでも違っても。
まったく同じように接することができる。
例えば、誰にでも平等に接するということで言えば私の特徴でもありますが、無意識化で「自分から距離を近づけて接する」ことは結構難しいです。
これができることが「親近感がある人」最大最強の特徴だと私は思っています。
というのも、人っておもしろいもので、自分が「嫌い」「苦手」だと思っている相手には、言葉にしなくても不思議と気持ちが伝わってしまいます。
ということは、気づいた相手のほうも自分にはいい印象がなく、お互いに苦手な相手になってしまうことが多い。
ところが親近感のある人は「人と仲良くしたい」が根底にありますので、嫌いな相手や苦手な相手というのがほとんどいない。
つまり、常に誰に対しても「相手への興味や好意を持って接することができている」。
この時点で相手にも好かれるという図式は完成しているのです。
芸能人で言えば、明石家さんまさんなどは典型例ですよね。
庶民派
まあ、ザックリ言ってしまえば「お金をかけない」ということなんですが、厳密に言えば「金銭感覚」が庶民派というところです。
先述の明石家さんまさんは「お金をかけない」とは言えなさそうですが、「金銭感覚」自体は一般的だと分かりますよね?
つまり、「いやー、パチンコで100万使っちゃったよ!」などと言っている人にはさすがに親近感はわきませんね。
仮に「おちゃめな人だなあ!」などと思う人がいたら、特殊なタイプ同士の親近感はわくかもしれないですけど。
こういった例外を除いて、私たちの周りの人は大抵「一般的な人」が多いはずですから、同じ価値観を持つ者同士、距離は近く感じるというわけですね。
お金関係以外でも同様で、一般的な人であるならば、もっと言えば「とがったところがない人」というのは親近感を持ちやすいです。
表情やオーラが柔らかい
仮に上記4つの特徴をすべてクリアする人でも、これがないと親近感は持てないというものがあります。
上記4つとは違い、見た目で分かる部分。
つまり、「コワモテの人」や「こっちくんなオーラが出ている人」は、無条件で親近感はゼロです。
いつも「笑顔・笑っているイメージがある人」でなければ、他の部分がどれだけそろっていようとも親近感はないでしょう。
見た目でない部分では「声のトーンがいつも明るい」とか、「なんにでも前向きに積極的に取り組む姿勢」とか。そういうプラスのオーラ。
プラスのオーラを持つ芸能人では松岡修造さんなどがいい例でしょうか。
自分から距離を近づけるような姿勢が見られないのであれば、相手もなかなか距離は縮めてはくれません。
かといって作り笑いでも、人は距離を近づけてはくれません。
ある意味、5つの特徴の中では唯一「生まれ持ったもの」に近いかもしれません。
親近感を持ってもらうには
親近感がわく人の5つの特徴を挙げてきましたが、これがそのまま「じゃあ、自分自身が親近感を持ってもらうにはどうすればいいのか?」という疑問への答えになります。
表情・オーラに関しては日常生活にて感性を豊かにしていく他はないかもしれません。
しかし逆に言えば、「自分はいつも笑顔でいるよ」というタイプの人には、他の4つの特徴をマスターしてもらいさえすれば「親近感のある人」は目前です。
特殊パターン2
そして実は、会ったことも顔を見たこともないのに親近感がある人というのもいます。
人気ブロガーで私もいろいろなところを参考にしている「ヒトデ」さん。
顔は拝見していなくてもオーラが柔和。
どういうことかと言うと、、本人のエピソードや考え方などから充分推察できるオーラの柔らかさがあります。
ヒトデさんのエピソードについてはこちらの記事を読んでみてください。
ヒトデさんの記事を読んでの私の記事もあります。
→「きょうだい児」の話から健常者が知っておくべきだと感じること
ヒトデさんの考え方が分かる本についてのレビュー記事はこちら。
他の4つの特徴は言わずもがな。
親近感の要素には「やさしさからくる柔らかさ」もあるかもしれませんね。
まとめ
親近感は、こむずかしく考えると意味も分からない、どうすればなれるのかも分からないという迷路に迷い込んでしまいます。
ですが、実情は超シンプル。
かざらない等身大の自分と笑顔。
ここを大切に取り組んでみてください。
「より人に好かれる自分」に自然と近づけるようになりますよ。