みなさん、日常生活を楽しんでいますか?
・・・とぶしつけに尋ねてみましたが、おそらく何の悩みもなく過ごしている人は少ないと思います。
「疲れた」「逃げたい」「つらい」「考えたくない」など、どうしてもネガティブなことを考えてしまうのは、人との関わりが絡んでくる問題の場合が多いですね。
ですが中にはなんの悩みもない(ように見える)人も結構いたりして、違いは何なのだろうと思ったことありませんか?
今回はそんな「良い人間関係」を築けている人の例を取り上げながら、あなたが今よりも生きやすい環境を作るためにはどんなことが必要なのか解説していこうと思います。
あなたがもっとリラックスして生きるための教科書がここにあります。
コンテンツ
良い人間関係を築いている人の特徴
ここで、私が見てきた「良い人間関係」を築いている人たちにはいったいどんな特徴があったのか、書き出してみます。
- いい意味で適当
- 割り切った考えでいる
- 人が自分の思うように動くと思っていない
いい意味で適当
これは全般にわたって言えることですが、いい意味で適当。もっとうまい言い方をするなら「適切」「適度」な言動が目立ちます。
分かりやすくいうと、「完璧主義でない」ということです。
100%ではなく、70%くらいをベストと設定しながらこなしていく。
仕事であれば誰の文句もつかないような仕上がりではなく、設けられた品質基準・標準より上を満たす程度の仕上がりをベストとしていく。
家の掃除なら、ピッカピカの菌チリホコリひとつない状態をゴールにせず、見た目が大体キレイにできているくらいをゴールにする。
本当にだらしなく手を抜くということではありません。そこまで神経をピリッピリにとがらせてすることはしないということです。
その雰囲気って人柄としても周りに伝わります。話しにくいとかとっつきにくいとかいうイメージをつけることがなく、結果的に敵を作りにくい状況にしているのです。
大事なのは「この人は味方だ」と思われることではありません。「この人は敵じゃない」と思われることです。
このへんも100%ではなく70%くらいを狙っていきましょう。
割り切った考えでいる
良い人間関係を築いている人が他の人によくいう言葉があります。
例えば「そりゃ、人だからそういうときもある」「それはもう仕方ないよね」といった言葉です。
スルスルといい方向に向かうことばかりではないので、そうでないときのことも充分視野においているわけです。
「絶対にこのパターンで仕上げる!」というのもいいのですが、「このパターンもあのパターンもある。もしかしてこんなパターンもあるかもしれない」といったさまざまな状況の可能性を頭の中で展開しておくんです。
だから最初のイメージと違う結末になってもアクシデントが起きても動じることがない。
「この世に絶対なんて存在しないんだからなにが起きても変じゃない」という心構えですね。
これができているとどんなときでも心が「無」でいられて、心に余裕ができます。
すると周りの人は「この人はなんかどっしりと構えているな。ピリピリしてないし」と感じ、適度な距離感を生み出すことができます。
人が自分の思うように動くと思っていない
突然ですが、人に対してのイライラはどこからくるのでしょう?
これは実は「自分の中の基準やルールからはずれたことをする」ことでスイッチが入ります。
例えば「なんだあの人、常識がないな」とか「この人はこんな当たり前のことが何でできないんだろう」とか、一見まともなことを言っているようではあるのですが、これらは「自分の中の基準」で設けているものさしでしかありません。
自分の中だけで済んでいればいいのですが、それを他の人にも当てはめて考えてしまった瞬間、単なる自分勝手な意見になってしまいます。
それに対して、良い人間関係を築いている人は根本から考え方が違います。
「他人は自分ではないのだから、自分が思っているように動かなくて当たり前」というのが根底にあり、「ならば人の言動にひとつひとつ反応してイライラすることはしない」というシンプルな発想ができます。
これ、分かりやすくいうと「自分は自分、他人は他人」ということなんです。
「他人なんかどうでもいい」ではなく、人の個性や意志や考えを自分のものと同じように尊重するということです。
キーワードは「脱力」「家族」
ここまでをポイントとしてまとめてみます。
ここまでの3つのポイント
- 70%くらいが目安の言動
- この世に絶対は存在しないという認識
- 自分は自分、他人は他人の心構え
・・・どうでしょう?お分かりいただけましたかね?
良い人間関係を作るのだから、さぞかし難しいハードルが用意されているに違いない!・・・と思ったと思いますが。
むしろ逆、今よりもゆるーく接していけば良い人間関係は作れるのです。
良い人間関係を作ろうとするあまり、人間関係のことしか考えられなくなってしまっては自分にも相手も余裕がなくなります。
とたんに関係性はビミョーな感じになりやすくなってしまいます。
まだいまひとつイメージがつかめないという人に。自分と親や兄弟との関係を想像してみてください。
まあ、いろいろな家族の形があるでしょうから良い例にはならないかもしれませんが、一般的な自分と家族の関係であれば「自分がこう言ったらこう思われるかも」とか「いい自分を出したい」とか思いませんよね?
いい関係性を作ろうとか、続けさせたいとか考えないはずです。自分がかしこまった状態やテイよく自分をいつわる状態は作らないはずです。
そんな心構えで家族以外の人に接してみてください。
それでもまだ踏み切れないのであれば、「今日かぎりの関係だ」「明日からは会わないんだから」と開き直ってみるのもいいですよ。
実際には次の日以降も関係は持ち続けるのですが、心構えとしてはそのくらいがちょうどいいです。
「今日かぎりの関係だ」「明日からは会わないんだから」を一日ごとで区切って続けることで、バランスのいい距離感がつかめてくると思います。
ふっきってください。テキトーでいいです。テキトーで。(本気ではそうしないでくださいね笑)
人間関係なんてそんなたいそうなもんじゃありません。もうね、極論なんも考えなくていいんです。
まとめ
人はみな、肩の力が抜けたリラックス状態なら無敵です。今回その肩の力が抜けた状態をいつでも作り出せる方法をお教えしてきました。
あとはいつもどおりのあなたらしいあなたでいるだけです。
生きやすい環境は夢物語ではありません。楽しい生活を送りましょう!