ダイの大冒険のアニメの見所や、無料で視聴する方法が知りたいな。
こんな疑問にお答えしていきます。
今年10月から再びアニメが放送されはじめて人気再燃の香りが高くなってきた話題の「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」。
今回はこの「ダイの大冒険」にスポットを当て、この作品がどんなものだったのかという簡単な紹介から、より楽しむための見どころやポイントを解説していきたいと思います。
また、アニメを無料で視聴する方法もご紹介します。
見どころをおさえてから作品に向かうことで、ダイの大冒険が2倍も3倍も楽しく観られるようになりますよ。
コンテンツ
ダイの大冒険とは?
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」は、1989年から1996年にわたって週刊少年ジャンプにて連載された漫画で、単行本は全37巻。
一方、前回のアニメは1991年から1992年まで放送されました。
漫画のほうはシナリオを考えているのが三条陸さん、漫画を描いているのが稲田浩司さんというふたり体制でした。
ダイの大冒険の見どころ
厳選した「ダイの大冒険」の見どころはこの5つ。
この作品の見どころ
- 完全オリジナルストーリー
- 個性のないキャラクターがひとりもいない
- セクシー要素が盛り込まれている
- 「勇者ダイ」の立ち位置
- ポップの成長
それではひとつずつ解説していきます。
完全オリジナルストーリー
ドラゴンクエストの基本的な世界観は踏襲していますが、ドラクエゲーム中の要素などをアレンジして作ったものではなく、完全なオリジナル作品となっています。
冒頭のあらすじをザックリ解説すると、伝説の勇者アバンの最後の弟子である主人公ダイとポップが、魔王ハドラーを倒すために故郷デルムリン島を離れ、冒険の旅に出るというものです。
はじめのほうでこそまるで自分がドラクエをプレイしているかのような世界観なのですが、「ダイの大冒険」独自の世界観が浸透してくると、原作の三条さんワールドが大きくなってきます。
読んでいる人の少年心を刺激するような胸アツなストーリーや登場人物のやりとり、今も記憶に残る名セリフが多数ちりばめられるなど、ドラクエを知らない人でもその魅力に惹きつけられること間違いなしです。感動の涙を流せるようなシーンも数多くあります。
ただの冒険ストーリーじゃない、ただバトルを繰り広げるだけじゃない。その裏にある登場人物の心の動きや深い関係性がしっかりできているからこそひとつの「物語」として輝くんですね。
個性のないキャラクターがひとりもいない
万人が面白いと感じるストーリーには共通するものがあります。それが登場人物のキャラづけです。
ここをおろそかにしてしまうとストーリー全体が薄い印象になってしまい、世界観がしっかりしなくなります。
文章上の設定だけではありません。その登場人物がそのとき何を思い何を感じるのか?どんな信念をもって動いているのか?
実際に存在する人物と同様に「人間くささ」に寄りそって考えていかなければ魅力的なキャラにはならず、後を追うにつれキャラ設定があいまいな、いてもいなくても同じと感じてしまうような個性になってしまいます。
ダイの大冒険にはそういったキャラがひとりもいません。だからこそ憎たらしいキャラはとことんまで憎たらしく感じられるし、愛らしいキャラはどこまでも愛らしく感じられるようになるのです。
こうやっていうのは簡単なのですが、私が原作者だとしてここまで個性的で魅力的なキャラばかりが描けるのかは疑問です。確実に実践できる三条さんには敬服します。
セクシー要素が盛り込まれている
このあたりも少年心をくすぐるというところに通じるものがあると思いますが、この作品の中では端々にセクシー要素が盛り込まれています。
一貫してマジメにストーリーをつづっていく。これもひとつの手法ではあるのですが、三条さんはギャグ要素やセクシー要素を適度に散りばめることで登場人物にさらに個性や魅力を生み出しています。
以前とは時代が変わってきていますので現在放送中のアニメの枠の中でそれをどこまで表現してくるのか、ここは注目すべきところなのですが、すべて取り除くような表現方法ではダイの大冒険の魅力は半減するといっても過言ではありません。
人間はフルパワーで動き続ければいずれ止まらざるをえなくなります。どうしても休養が必要になってきます。集中力も続かなくなります。
なによりもずっとシリアスな場面では息がつまりますよね?そういったところで箸休め的な役割をしているのがギャグやセクシー要素であると言えます。
「勇者ダイ」の立ち位置
みなさんはドラクエでいうところの勇者のイメージってどんな感じでしょうか?
「強い」「完璧」「しっかりしている」「感情に流されない」「リーダー」など、軸のブレない印象があるのではないでしょうか?
勇者の素質を持つ主人公ダイについても「強い」という点は共通している部分だと思います。というか生い立ち的に弱いわけがない(笑)。
ですが「スキがない」という印象はありません。完璧などではないし、しっかりしていると言い切れるほどしっかりもしていない、人の心に寄りそうのが上手と、おおよそイメージからはかけ離れた印象です。
また、「勇者というのは必ずひとりじゃなきゃいけないというわけじゃないから、強い人がたくさんいるならそれに越したことはない」という自由な発想の持ち主でもあり「勇者」というものに対しての固定概念や執着がないのです。
さきほど言ったように、ありきたりの設定ではなく「人間くささ」にフォーカスしたキャラ作りでなければ魅力的なものは生まれません。
大魔王バーンが自分の部下にならないかと打診してきたときのダイの答えにも胸を打つものがあります。それは読んでからのお楽しみですが。
三条さんの信念から生まれた庶民的な主人公。これがダイの大冒険での勇者ダイの位置づけなんですね。
読む者に熱く訴えかけてくる主人公ダイの純粋さ、人間らしさに注目してみてください。
ポップの成長
同じアバンの最後の弟子でありながら、イマイチ信頼のおける性格でも実力でもなかったのがダイと行動を共にする魔法使いポップです。
ポップはホントもう、最初の最初なんて強い奴にヘコヘコして、強敵からは即トンズラこいて、どーしようもないくらいのヘタレだったんですよ。
それがダイと旅を続け、いろんな出会いや経験をするにつれて男らしい男になり、実力も確実に身につけていきます。
特にマトリフとの出会いが非常に大きく、物事の考え方そのものも変わり、自分の役割を認識し、責任感をもって戦うことを覚えていきます。
終盤に登場するシグマには「君は自分で言うよりもはるかに恐ろしい男だ」と言わしめ、策士キルバーンは「ムードメーカーになりやすいタイプで成長すると厄介」と早くから暗殺をすることに積極的な発言をしています。
ダイの成長も急激でしたが、それ以上にポップの後半の成長は誰にも追いつけないくらいのものでした。
ただのお調子者だった魔法使いは絞り出した勇気によってどんな成長をとげていくのか?注目してご覧になってください。
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アニメ「ダイの大冒険」は毎週土曜日朝9時30分からテレビ東京系列で放送中ですので、興味を持った方、放送を知らなかった方もぜひご覧になっていただきたいと思います。
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※本ページの情報は2021年5月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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