性格的に生まれ持ったもので「負けず嫌い」というものがあります。私自身も負けず嫌いなほうです。
しかし世間的にはあまりいいイメージがないような気がしていますが、前述したとおり、この「負けず嫌い」ってマネしてできるものではないし、せっかくの個性と出会えたのですから、活かさない手はありませんよね?
そこで今回はこの「負けず嫌い」と上手に付き合いながら、自分の人生に活かす方法というのをお伝えしていこうかと思います。
「でも、なんだかんだで結構疲れるし・・・」「正直自分でもめんどくさいときある」という人にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容になっています。
うまい使い方ができるようになれば、自分自身の能力を最大限に引き出す魔法のような素質になりますよ。
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「負けず嫌い」の意味とは?
まずは負けず嫌いの意味をサラッと確認しておきましょう。
《「負け嫌い」「負けじ魂」などの混同からか》他人に負けることを嫌う勝気な性質であること。また、そのさま。まけぎらい。
引用:goo辞典 https://dictionary.goo.ne.jp/
語源には諸説あるようですが、ここでは現在一般的に広く使われている「負けることを嫌う性格」という意味で使っていきます。
「負けず嫌い」は誰かをライバル視すると現れる
ここで負けず嫌いのメカニズムを説明していこうと思うのですが、私の親友の兄弟のいとこの知り合いのおじいさんの孫のごんざぶろうとさくらこにちょっと協力していただきましょう。
まあ、なんかのドラマでありがちな茶番でしたが(笑)。
会話という形を取らないまでも、なにかのきっかけで自分よりも秀でた成績や結果を他の人に見つけると「いや、別にすごくねーし!すぐに追いつくし!」とワケの分からないやる気を起こしてしまうのが「負けず嫌い」です。
特に自分が得意とする分野でこれが起きてしまうとすさまじいまでのやる気パワーを生み出します。
エネルギー源になっているのは、自分より優れているその相手を超える!その気持ちだけです。
このパワーの真にすごいところは、「あー、負けちゃった・・・どうせ俺なんか・・・」とか、「もう全部やる気なくした!勉強なんかどうでもいい!」とかいう、いわゆる後ろ向きのパワーに進まないことです。
なぜか前に前に向きます(笑)。
「気にすんな!気にすんな!」と自分に言い聞かせてももうその人を超えることしか頭に残りません。
その人をおとしめようとか、危害を加えるとか、そういう発想はまるでなく、「とにかく超える!」それだけです。
気持ちとしてはライバルと競い合っているような感じでしょうか。
ある意味すごく純粋な気持ちでもあると思うのですが、みなさんはどう感じるでしょうか?
逆にいえばライバルがいないと100%の力が発揮できない
自分よりもすぐれた人物に触発されていつも以上のやる気を起こすのが「負けず嫌い」だとするのならば、逆にいえば自分以上の結果を出すような相手が近くにいないとフルパワーを出せないということです。
ここが唯一の弱点でもあります。
中には負けず嫌いの気持ちが働かなくても前を向いて突き進むことができる人もいるでしょうが、いたほうが断然有利なのは間違いありません。
スロースタートで尻を叩かれないと実力を発揮できないのが負けず嫌いなんですね。
常に上を見続けることでボルテージアップ
自分よりもすぐれた人物=自分が加速する燃料になるわけですから、そういう人が近くにいるときはその人を超えることを目標に進み、そういう人が近くにいない場合はせっかくなので上すぎて超えることなんてできないくらいの相手を選んで進みましょう。
そうです。あえて自分自身で自分のケツをたたけばいいのです。あとはオートマティック。勝手に進みます。
普通は心が折れてそこで終わってしまう場合でも、「負けず嫌い」は自分の気持ちとか意志、相手との実力差に関係なく勝手に働いてくれるスグレモノなので、モチベーションは保ったままでいられるのです。
つまり、途中で心が折れることがない元々の強みがあるので、上を見続けてさえいられれば優れた相手がいなくなって燃え尽きることもないベストの状態がキープでき、自分の実力を十二分に発揮できるだけの環境が続くということで、実は負けず嫌いにはマイナス要素がなにもありません。
自分を追い込めば追い込むほどに可能性が引き出されるそのさまは、限界から持ち直すたびにパワーをアップさせるサイヤ人のようなものなのです。
まとめ
- 負けず嫌いは誰もが持っているわけではない貴重な個性
- 負けず嫌いのやる気スイッチは自分より優れた人物の存在
- 自分より優れた人物を常に設定し続けることで永久不滅ポイント発生
この際、どんな動機でもいいと思います。
「あのコをどうしても振り向かせたい!」
「この分野じゃ俺がトップだ!誰にも譲らない!」
「こんなヤツに負けてたまるか!」
どんな動機だっていいんです。超えたいと思う人がいて、超えるためにさらに努力する。この過程が大事です。
さあ、もう「負けず嫌い」を出し惜しみする意味はなくなりましたね。
「負けず嫌い」の素質を持っている方はその素晴らしい才能をあますところなく発揮していきましょう!