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五百田達成さん著「超雑談力」【親しくない間柄とソツなく話す】

2020-09-27

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みなさん、仲のいい友達であったり、家族であったり、間柄が親しい人とは簡単に話すことができると思います。

しかし一番話すのに苦労するのは「初対面の人」「あまり親しくない人」「2、3度しか会っていない人」ではないでしょうか?

私も「その部分の穴埋めをしたい!」と思って、なにかいい本はないかと探していたのです。

それがこちらの本!

五百田達成(いおたたつなり)さんが書いた「超雑談力」です。

2019年の12月に発売されていますが、ここまでに6回の増刷を挟んでおり、なかなかの人気がうかがえます。

あらかじめ言っておきますが、こちらの本はさきほど述べたように「あまり親しくない人とうまく話す方法」について書いてあるもので、「普通の会話」をメインにしたものではありません。

「その場限りの一度きりの雑談」なんていうケースでソツなく話すためのバイブルです。

この本の構成

まず最初に7つのルールを掲げてあり、これがこの著者が打ち出す雑談力の大きな柱になります。

それが図解チャート式のまとめ表として一番最初のところについていて、表を確認しながら順を追ってどうすればいいかを知ることができるんです。

文章の構成としては、ある状況での対応例が2つ用意されていて、どちらかが良い例、どちらかが悪い例になっています。

良い例はなにがよくて悪い例はなにが悪いのかをしっかりと記してあり、最後にまとめとしてポイントを述べてありますね。

全体で36の状況例が書いてあり、イラスト・配色・デコレーションをふんだんに盛り込んであって読みやすい構造になっています。

この本の内容

内容といっても包み隠さず書いてしまってはただのネタバレになりますのでそれはしません。

まあ、常識的に考えてこっちだろうと思った答えが間違いであったりと、思いがけない意外な答えや理由がたくさん出てくると思います。

ひとつピックアップしますと、初対面の状況において

「さ・し・す・せ・そであいづちを打つ」のは✕、「あ・い・う・え・おでリアクションする」のは〇

・・・というふうに結論から書かれていて、そのあとに説明が入っています。

この2択をみただけでも分かるように、「一体どんなことが書かれているんだ?」と気になるような比較や、おどろきの良い例・悪い例が用意されています。

それもそのはず、著者の五百田さんは作家でありながら心理カウンセラーでもあり、本書の中でも心理学を駆使したたくみなマジックがいたるところに盛り込まれていますよ。

この本の急所

一貫して語っているのは「雑談はラリーである」ということです。

ラリーは球技などによくあるボールの打ち合いですが、リラックスした状態でできるだけ長く続けるのが大切ですよね?

雑談はラリーと一緒で、できるだけ長く浅く続けることが重要だと語っています。

つまり話の内容なんていうのは度外視、とりとめもない会話をどれだけ長く続けられるかだと。

この急所が普通の会話と大きく違うところ

普通の会話では考えられないようなことでも、雑談では許されます。

話は面白くなくてOK。オチはなくてOK。結論づけなくてOK。共通点を探さなくてもOK。

話の広がりと会話を長く浅くつなぐ力。これだけあれば充分。

こんな人こそ読むべき・聴くべき

エレベーターなどの密室でふたりきりになった上司とどうやって間をつなげばいいのか?

難しい専門用語を使って軽快に話し始めた相手とどう雑談していくか?

その場を取り仕切ってつないでくれるような人がいない!どうすれば?

そんな人にこそ読んでほしい本です。

あなたとあまり関係の深くない人と接したとき、どう対応していけばいいのかがこの本には記されています。

そしてこの本に書いてあることを実践できれば、関係の深くないままだった間柄が近くなり、仲を深めることもできます。

「どうしよう?」の場面にでくわしたとき、あなたにとってこの本が大きな救いになりますよ。

また、「超雑談力かあ。本を読むのはちょっとめんどくさいなあ・・・」という人には「聴く本」もあります。

ナレーターや声優が音声化した書籍を聴く。これができるのが「Amazonオーディブル」というコンテンツです。

超雑談力を聴いて身につけたい!という人はこちらの記事も合わせて読んでみてください。

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まとめ

人は必ず人と関わりながら生きていきます。

人間関係はよくないよりはいいほうがいいですからね。

雑談力を駆使することで遠い関係のままだった人とも仲良くなることもあるかもしれませんよ。

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