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欅坂46まとめ【欅坂46から櫻坂46への軌跡】改名の理由も考察

2020-10-17

green tree under blue sky during daytime

2020年10月14日、欅坂46はそれまでの5年間の活動を終了し、新たに「櫻(さくら)坂46」と名前を変えて再スタートしました。

ロゴマークのカラーはホワイトへ。「なににも染まっていない」という意味合いが込められているそうです。

改名の理由の考察5つ

それでは、櫻坂46への改名の理由を考察していきます。5つ挙げます。

私が考える5つの改名理由

  • 崩壊した欅坂46を新たなコンセプトで押し出すという決意表明
  • 蓄積されたダークなイメージの払拭
  • 固定された平手一強という概念からの脱却
  • グループ全体のベストバランスな時期という判断
  • 2期生のキャラによるグループの新たなイメージの構築

総じて「既存の概念や常識を壊す」ことを前面に押し出してきた欅坂46ですが、結果だけを見れば壊れてしまったのは欅坂46の内部だと思っています。

改名をすることになった理由としてまず考えられるのはここ。崩壊した欅坂46の反省点を活かしながら、メンバーはそのままに新しいグループを作り出すという決意表明です。

次に、学問優先などの理由で卒業したメンバーがいる中で対照的な理由で活動を終えたメンバーもいること。

絶対的センター平手のあまりにも急な脱退、スキャンダル疑惑、メンバー同士の不仲疑惑などを始めとした活動終了はあまりクリーンなイメージが伴いません。

これらが真実かどうかいまだに不明なところもありますが、このイメージを変えたいと思っているのはあると思います。

また、良くも悪くも「平手友梨奈」という存在がなければ成り立たないという概念を消し去りたいというのもあるでしょう。

最近では菅井や守屋の先導もあって、ひとつのグループとしてのまとまりを重視しているようにも見えます。

新しい風を吹き込んだ2期生メンバーに今まで活動準備をしていた新2期生も加わり、1期生2期生の割合もグループとしてのイメージもバランスがよくなってきた傾向がみられるタイミングであるというのもあるかと。

以前のようなパフォーマンスでの真剣な表情と、冠番組などでのくだけた感じのギャップをよく目にするようになったのは2期生のおかげだと思いますからね。

真面目でしっかりと引っ張ってくれる1期生、天然キャラが多く天真爛漫な2期生。最高のバランスだと思いませんか?

純白

みなさん櫻坂46のロゴカラーの「白」をどうとらえますか?

「真っ白なものは汚したくなる」というタイトルのファーストアルバムを出している欅坂46。

対して、なににも染まっていない白の櫻坂46。

純真無垢な赤ん坊のように邪心がないという意味なのか。

いずれはふたたび同じ場所に還るためのリバースを表すのか。

欅坂46から引き継いだ色のよさだけを残し発展させて別の色に変えるための中間色なのか。

崩壊していた欅坂46を別の切り口で再建することを表しているのか。

今はまだ分かりませんが、これからの動向に注目して見守っていきたいですね。

これからの櫻坂46

新しいスタートを切ったばかりの櫻坂46ですが、欅坂46ラストライブの中で12月9日発売予定のファーストシングル「Nobody’s fault」を公開しました。

センターは2期生森田。欅坂の色を残しながら独自性を演出できるメンバーは、平手以外では彼女か小林のどちらかだと思っています。

かっこよさのある力強い楽曲と詩。これは欅坂46のときと変わらず。少し安心感にも似たものを覚えましたが。

後味は決して悪くありません。力強くはあるのだけれど、パワーが前に向いているのが分かる内容です。

それも激しい力強さではなく、内からあふれ脈々と波打つ生命の鼓動のような力強さ。

そして感じるのは「共感」よりも「教示」。心に突き刺さるエール。

「そうだよね、私も同じことを思ってる」ではなく、「痛いところを突いてくるなあ。でも不思議とパワーがわいてくる!」という感じ。

次に、現体制で思うことを書いていきます。

恐縮ですが、私が運営や秋元さんに思うことは、大人の都合でふたたびメンバーにつらい思いをさせつづける結果にだけはならないように留意して、居心地の良い場所、最高のグループを作ることに専念してほしいということ。

メンバーにおいては考えすぎずにのびのびと楽しく活動してもらいたいということ。

ファンにおいてはパフォーマンスの裏にある彼女たちの素顔を忘れずに応援してあげてほしいということ。

それだけを願っています。

さて、ここでちょっとブレイクタイムです。私がいいと思う欅坂46の楽曲をいくつか書き出しておきます。ぜひお聴きになってみてください。

「世界には愛しかない」「風に吹かれても」

このふたつは純粋に楽曲のよさで選びました。「セカアイ」は駆け抜ける疾走感、「風に吹かれても」は欅坂には珍しい黒人音楽のファンキーでソウルフルな感じがクール!

「エキセントリック」「サイレントマジョリティー」「語るなら未来を・・・」「月曜の朝、スカートを切られた」「大人は信じてくれない」

この5曲は欅坂46をそのまま表しているような詩の世界観が好きです。心に突き刺さる。

欅坂46の略歴

ここでは欅坂46の5年間の活動を列記していきます。

主な活動内容

  • 2015年8月21日、オーディション合格者お披露目会見。
  • 2015年11月30日、欅坂46の冠番組内で長濱ねるの追加加入発表。
  • 2016年4月6日に発売した「サイレントマジョリティー」が女性アーティストのデビューシングルのセールスで当時の歴代1位を獲得。
  • 2016年6月27日、長濱ねるが欅坂46とけやき坂46を兼任。
  • 2016年7月17日、連続ドラマ「徳山大五郎を誰が殺したか?」にメンバー総出演で主演を務める。
  • 2016年12月31日、第67回NHK紅白歌合戦に初出場。
  • 2017年1月21日、メンバーの菅井友香がキャプテン、守屋茜が副キャプテンに就任。
  • 2017年9月25日、冠番組内で長濱ねるの欅坂46専任を発表。
  • 2018年12月10日、欅坂46 2期生お披露目。
  • 2020年10月14日、欅坂46が櫻坂(さくらざか)46に改名し再スタート。

欅坂46の3つの特徴

ここでは欅坂46について振り返ってみてみましょう。

欅坂46は、それまでの女性アイドルグループにはなかった面を押し出した独自性の強いグループでしたね。

欅坂46 3つの特徴

  • 社会や大人たちに反する若者を表現
  • 笑わないアイドル
  • センター平手友梨奈の一強体制

社会や大人たちに反する若者を表現

曲調、歌詞、ダンスパフォーマンス、どれをとっても「社会や大人たちへの痛烈な反抗心」をむき出しにしているのが特徴のひとつ。

「鬼気迫る」圧巻の表現力で女性アイドルのイメージを一新し、デビューからあらゆる話題をさらっていった、そんなグループであるといっても過言ではないでしょう。

その必要性があったからそうした、もちろんそういうことなのですが。

その理由は、普段若者が表に出すことのない自分の中の社会や大人たちへの激しい感情。

これを欅坂46に投影させて表現し今のままでいいのかと問いかけ、観る者聴く者のアイデンティティーを表面化させる。

結果だけで言えばこの方法は大当たりでした。この上ないくらい。若者のみならず多くの人の心を惹きつけました。

笑わないアイドル

そんな特異ともいえるこのグループはこんな呼び方をされることも多くありました。

「笑わないアイドル」。

これもグループの方向性を一貫させるうえで大切なパフォーマンスのひとつともいえます。

社会や大人たちにコビは売らない。反抗心むき出し。適切な表情は「無」、いやむしろ「怒」。

欅坂46のダンスの振り付け師・TAKAHIROの狙いも彼女たちの魅力のひとつとなったのです。

センター平手友梨奈の一強体制

センター平手友梨奈のパフォーマンスは群を抜いていました。誤解を恐れずにいえば「狂気じみた」そんなパフォーマンス。

だからこその「センター平手友梨奈」であったし、他に代役は務まりませんでした。

結局、欅坂46時代としてはダブルセンター制もなく、唯一ただひとりの「センター平手友梨奈」。

これも結果だけを見れば大成功です。いまだに平手をしたう、うやまうメンバーもファンも多いのは間違いないでしょう。

でもこれは裏を返せば「平手がいなければ成り立たないグループ」ということです。

欅坂46の5つの大きなポイント

gray concrete road between trees during daytime

欅坂46の特徴をおさえてもらった上で、5年間の活動における欅坂46の大きなポイントと考えられる点を5つ挙げていきます。

欅坂46 5つのポイント

  • グループコンセプトのしばり
  • パフォーマンス以外でも笑わない平手
  • 長濱ねるから始まった日向坂46
  • 欅坂46 2期生の加入
  • 活動終了メンバーの多さ

グループコンセプトのしばり

前述したように、欅坂46は笑顔や明るさやかわいさの逆をいく特徴を生かして他との差別化を図ったアイドルグループと言えます。

そのパフォーマンスを楽しむ私たち視聴者とは対照的にパフォーマンスに苦しんでいたのは他でもないメンバーだと思っています。

本当なら自分たちも笑って楽しんでかわいいと言ってもらってパフォーマンスをしたいと思うのが当たり前です。年頃の女の子ですから。

いくら活動中だけとはいえ、その自分をいつわって演じきるのが苦しいと感じるメンバーがいてもおかしくはないでしょう?

最初のうちはみんな不馴れな面もあるし必死だったろうから感じなかったであろう「いつわって演じる」というその行為が、メンバーの心を徐々に、でも確実にダークサイドにおとしいれているのだとしたら?

私は、途中からメンバーひとりひとりの、そしてメンバー全体の違和感を覚えるようになっていました。

パフォーマンス以外でも笑わない平手

振り返れば、最初のほうは本当に笑顔が印象的だった平手。

それもそのはず、デビュー当時のメンバーの中では最年少。女性というよりはまだ幼い女の子という感じ。

その少女に課せられたものが「センター」。

つまり彼女はスタートからエースとしてグループをリードしなくてはならない存在だったのです。

彼女が一番すごいのは、その責務に文句も言わず、自分の役割を考え、その役に徹しきっているところ。

46グループに限らず、48グループにも同じことが言えますが、センターを任されるメンバーは良くも悪くも注目される存在。

味方でいてくれるファンも多いぶん、それ以外のメンバーを推しているファンや心無い外野からひどい言い方をされたりもします。

欅坂46は通常とは違う、とがったコンセプトのグループだからこそ批判もさらに大きくなります。

なにか失態をしでかせば全責任が彼女にあるかのような扱いも受けます。

その最たるものが平手や当時ひらがなの柿崎を狙った握手会での傷害未遂事件でした。

パフォーマンスでは攻撃的な面を見せる平手も、ステージを降りてしまえばひとりの少女です。

ケガはしていなくても、心に負った傷やショックはとてつもなく大きい。翌日の握手会は欠席。

このころからだったように思います。平手がパフォーマンス以外でも笑顔を見せなくなったのは。

冠番組の中でもその傾向は色濃く見られ、やがて番組に出演する姿を見る機会も極端に減っていきます。

「やはりやりすぎではないのか」私はそう思いました。

秋元康が自分の感性を大事にして独断でセンターに抜擢するというシーンは他の46グループや48グループのセンターでもよく見る光景。

シングル選抜の発表などもそうですが、多感な時期の少女を順位づけしランクを明確化するような手法は、私たち視聴者には見ていて面白いものかもしれませんが、当事者であるメンバーからすれば一大事なはずです。

自分が下のほうのランクに位置づけられていると認識すれば、そのぶん自分の存在意義を大きく問う悩ましい時間も増えるでしょう。

逆にセンターになったところで、やはり「女性の集団」、他にも考えなくてはならないことも増えていたはずです。

少女たちが表に出ないところで涙を見せた、過呼吸に陥ったなんていう話も聞きます。

男性アイドルグループならなんの問題もないことでも、女性アイドルグループにとってはあまりにも重いことなんじゃないか。

この「センター」や「ランクづけ」というものは本当に必要な要素だったのか。大人たちがエンターテインメントの一環として取り入れただけのものではないのか。

だとすれば、この「大人のたわむれ」に付き合わされてつらい思いをしている少女たちはいったいなんなのか?

言ったように、平手はすごい女性です。泣くこともわめくこともせず、ただただ役割に徹した。「欅坂46の平手友梨奈」として。

そして日々役割に徹した結果、彼女は本当の自分を忘れてしまった。ひとりの人間「平手友梨奈」というものがどんな存在だったのかを。

「欅坂46の平手友梨奈」から笑顔が消えたのは大人たちのたわむれに翻弄され、自分を見失ってしまったから。私はそう考えています。

長濱ねるから始まった日向坂46

欅坂46のキーパーソンは平手という人もいると思いますが、最重要なのは実は長濱ねるです。

特筆事項で挙げていますが、長濱ねるは唯一の「途中加入」メンバーで、1.5期生と位置づけてもいいくらいです。

彼女は他の初期メンバーと同じオーディションを受け、最終審査前まで一緒にいたのですが、親の強い反対に遭い、最終審査で辞退しています。

その後、長濱本人の強い意志と両親の許可のおかげで特例としてメンバーに加入します。

しかしどんな理由があったにせよ、同じ正規メンバーとして扱うのは好ましくないという判断で欅坂46(漢字欅)のアンダーグループの「けやき坂46(ひらがなけやき)」メンバーとしてまずスタートすることになりました。

活動を進めていく中での内容を考慮して漢字欅に昇格という話になりましたが、ひらがなけやきにも新メンバーが加入したことで後輩育成という役目も任され、漢字とひらがなの兼任という形をとります。

兼任だと身の振り方が難しいこと、心身が疲弊してしまうことを理由に漢字欅専任となりますが、残されたひらがなメンバーは漢字とは違う元気いっぱいの明るい路線で攻めたのが功を奏してグループを独立し、改名に至ります。

これが現在の「日向坂(ひなたざか)46」と1期メンバーです。

つまり、現在大活躍中の日向坂46の基礎を作ったのはまぎれもなく長濱ねるであり、漢字欅とは正反対の攻め方であり、長濱なくして日向坂46は生まれていなかったと言えるでしょう。

話を戻しますが、この長濱も平手同様、自分が欅坂46の中心的存在だということをイヤというほど認識し、その役割に徹したすごいメンバーと言えます。

ただ平手のところでも言ったとおり、誰にも文句も言わず、役割に徹しきるのがどれだけつらくて大変なことかは容易に想像できます。

彼女もまた人知れず「欅坂46の理想の長濱ねる」と、「ひとりの人間長濱ねる」という自分との間で相当悩み苦しんだはずです。

私は内部の者ではないし、事情もそこまで詳しくは知りませんが、大人たちは少女たちのその点のケアをしなかった。それは事実なんだろうと思っています。

欅坂46 2期生の加入

group of women standing on rock fragment

そういった重苦しい雰囲気を徐々に変えていった大きな存在としてポイントに挙げたいのは、2期生の加入です。

そもそもなぜ重苦しい雰囲気になったかといえば、ひとつ考えられるのは1期生全体としてのまじめすぎる、優等生すぎるオーラ。

もしかしたら大人たちからの指示だったのかもしれません。

パフォーマンス以外のところでも欅坂46のイメージを崩してはいけないと思ってそうなったのか。

オーディションの時点で欅坂46のコンセプトに合いそうなメンバーを選んだからそうなっているのか。

事実は分かりませんが、実際先輩グループの乃木坂46と比べるとバラエティーに対しての適応に戸惑っているようにも映りましたし、あまりにもおとなしく従順なメンバーが多すぎるという印象でした。

欅坂46の一番の特徴がパフォーマンスにあることで、そこに全振りしきった結果、他の部分がおろそかになり対応できないようにも見えました。

アイドルとしてひとつことに秀でているのとマルチになんでもこなすのと、どちらがいいのかを論じるつもりはないのですが、バランスは重要です。

パフォーマンスに一番の比重を置きながらも、メディアに露出することが必須となるこのアイドルという職業で重要なこと。

それはどのジャンルの仕事でも標準レベルくらいにはこなせるようにしておかなければいけないということです。

エース平手と常に苦楽を共にしてきた1期生メンバーとは違い、いい意味で平手の本当のすごさをかたわらで見てきていない2期生メンバー。

そのせいか肩のムダな力が抜けていて、バラエティーにおいても素の部分というのをさらけだす場面もありましたし、ある意味違う人種が入ってきた、新しい血が流れてきたという感じがありました。

どん欲にバラエティー班の席を狙うメンバーも現れたりもし、いい回転をし始めたなという感覚があったのを覚えています。

欅坂46のコンセプトをぶちやぶるというのではなく、1期生と2期生との違いが、かたよりすぎていたバランスをうまく中和させていったという感じです。

活動終了メンバーの多さ

ここで特筆するべき出来事には書かなかったある点を記します。

「21ぶんの10」・・・これがなんの数字か分かるでしょうか。

これは2020年10月14日時点で、21人で始まった欅坂46の1期生メンバーのうち、10人が活動終了しているという数字です。

(卒業以外の去り方をしているメンバーもすべて含めて「活動終了」という表現をしています。)

デビューからの5年間で、初期メンバーの実に半数近くが何らかの理由で欅坂46を去っている。

私はこれは異様な数字だと思っています。

そしてこういう結果になったからには必ず理由があるはずです。

何かの問題がある企業からは労働者が離れていくように。

居心地の悪い場所にとどまろうと思う人はあまりいないはずです。

居心地の悪さという観点でつきつめていくのであれば、やはり欅坂46のコンセプトを演じきること。これは多感な時期の女の子には相当苦しいはずです。

乃木坂46に続くグループに入って活動する。考えただけでもワクワクするような夢が広がるでしょう。

ところが欅坂46は乃木坂46のような「明るさ」も「元気さ」も「かわいさ」も求められないグループ。

必要だとすれば「かっこよさ」「クールさ」「緊迫感」です。

欅坂46でいる間は常にそれを強いられ、演じきらなければならない。責任感の強い人であればあるほどそう考えるでしょう。

ましてや平手はセンターでもありエースでもある。責任感も人一倍強かったと推察します。メンバーに余計な心配をかけないためにも苦しさを誰かに口にすることもできない。

私はね、かわいいと言われながら楽しく明るく元気に笑って過ごしたいというのは女性の自然な願望であると思うのです。

「かわいい」と言われ大事にされたい。そう思えばその満たされない部分はグループ以外のところに欲求として表れます。

なにかにしばられたまま活動していても「楽しくない」。メディアからも常に注目され、どんどん自分が追い詰められていって「明るさ」も「元気」もなくなる。「笑顔」も消える。

そんな生活や自分はイヤだと思えば、その満たされない部分はグループ以外のところに欲求として表れます。

サイレントマジョリティーを脱することをうたうその本人が、サイレントマジョリティーとなり下がりながら活動する。

もう、矛盾だらけですよね。葛藤がないほうが不思議なくらい。

つまり、欅坂46のコンセプトと少女たちには始めから分かり切っていたミスマッチさがあり、居心地の悪さを無意識に感じている人ほど、脱退の気持ちが強くなると言えるのです。

そして役を演じるうえで重要な、「本当の自分」と「そうでない自分」の切り替えができずに活動を終えたメンバーは、残ったメンバー以上に真面目で不器用な人であったとも言えるでしょう。

ー未来は君たちのためにあるー

選んだ道やそれまでの道のりが正しいのかどうかは別として、誰のための人生なのか?まぎれもなく自分のための人生。

自分と真正面から向き合って出した「僕は嫌だ」という答えなら、私はそれを尊重したい。

でも欅坂46がこのコンセプトで始めていなかったら、ここまで注目されることも記録や記憶に残ることもなかったのもまたひとつの事実でしょう。

おそらく、これから先のアイドルが味わうことのない唯一の経験をたくさん積んできた数少ない少女たちなのです。

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