ちょっとうっとおしいなって思う時期がありませんか?「夢」というワードが。
いつからか親とか周りの人が口にしはじめるわけですよ。「夢を持ちなさい」「夢はないの?」なんてね。でも安心してください(いつも明るい安村ではありません)。
「なんかイヤだな」「どうしても夢って持たなきゃダメ?」「なんで押しつけてくるんだろ?」と疑問に思っている人に伝えます。夢は持っていなくても大丈夫です。今回は周りが夢にこだわる理由、私が夢を持っていなくても大丈夫だという理由をお話していこうと思います。
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周りの人が夢を持てと言ってくる理由
これは言ってくる人が親だとなおさらなんですが、「その人にイキイキしていてほしいから」です。あなたにイキイキしていてほしいんです。
「勝手なこと言うな」って思うかもしれないんですけど、イキイキしていたらその人が幸せに見えるし、周りの人も幸せな気分になります。自分の子供がイキイキしていて幸せそうで楽しそうだったら、親からしたら嬉しいと思いませんか?
例えばあなたの親友が自分の夢についてあなたに楽しそうに語っているとしましょう。「お客さんの嬉しそうな顔が忘れられなくてさ、お客さんの顔が間近で見られる仕事に就きたいな」「誰かを笑わせて楽しませてるときが一番好きだから、お笑い芸人目指したいな」とか。聞いているこっちがつられてほほえんでしまうことでしょう。
夢を持った人は輝いてみえるし、周りにもそれが伝染していく。夢を持っているだけで誰でも輝くことができる。なんとなくそれを分かっているから「夢を持て」なんてぶしつけに言ってくるのです。
あらためて、夢ってなんですか?
これは国語辞典を調べて単語の意味を知っても理解できない事柄になるでしょうね。私が分かりやすく意訳するならば夢とは「好きから生まれるパワー」や「いきがい」だと思います。実現できるかできないかも、遠いか近いかも、損か得かも関係ありません。
ゲームが大好きな人が「大きな大会に出て優勝すること」も夢だし、「今度発売するゲームをプレイすること」も夢です。周りがどう思うかは関係なく、確かなことはこの人はこの先もゲームを続けていくだろうなということです。この「好きなこと」が「その人のいきがい」になっているのならばそれが夢です。
でも好きなことも見つからないし、何が好きかも分からない
それでOKです。私もそうです(笑)。いや、好きなことくらいは把握しているつもりですが、夢は何なのかと言われると分かりません。好きなことを続けることで見つかるかもしれないし、何の興味も持っていなかったことを経験することで見つけられるかもしれません。
だから「自分の一生をかけて自分の夢が何かを見つける。それが夢です。」と言います。それってダメなことですか?
それだけではありませんよ。日常にあふれるささいなことでも。「毎日笑って過ごす」でも「あこがれのあの人を誘ってデートする」でも「宝くじで大金を手にする」でも「おいしいものをたくさん食べる」でも。
その人が楽しく日々を過ごすいきがいになるのなら、ただの小さい目標だとしても夢となりうるのです。
夢を持っていなくても大丈夫
つまり私が夢を持っていなくても大丈夫と言ったのは、その人をイキイキさせる源は、夢がなんなのかを探すことではなくて、いきがいを大切にして楽しんでいる姿勢そのものだからです。
すでに夢を持っている人はそれにこしたことはありません。これからも夢を大切に過ごしてほしいと思いますが、夢を持っていないのだとしても「自分には夢がない」と自分を責めたり、「夢を持たなきゃ」と一生懸命夢を探す必要なんかないということです。
夢について堅苦しく考え込んだり強迫観念にかられたりすることがあなたのイキイキを引き出すと思いますか?それって楽しいですか?頑張る必要はないですよ。いきがいを楽しんで過ごす日常にこそ夢は潜んでいるのかもしれません。
まとめ
なんでもそうですね。考えれば考えるほどハマってしまって答えが出ないときは、シンプルに過ごすのが一番です。いったんリフレッシュしないことには、どれだけたくさんの時間をかけようともどうしようもないときがあります。そういうときほどシンプルに考えましょう。
あなたの好きなことは?毎日続けるのが苦にもならないものはなんですか?